年金あれこれ(1)
「朝まで生テレビ」でもやっていましたが、年金問題、大変なことになっていますね。
色々疑問に思うことが多いので、ざっくばらんに書いてみます。
知識があまりないので、おかしいところがあったら指摘してください。
根本的なことから。
年金には、納付期間が合計25年に達しなければ、受給できない。という基本的な条件があります。早くいえば、掛け捨てです。
つまり、24年11ヶ月は払い続けたけど、病気になって仕事できなくなり、25年に達しなかったという人でも、受給する権利はありません。
この25年という数字に関しては、ちょっと長すぎるんじゃないか、という気もするけど、
保険である以上、「払ったけど、受給できない」という人がいなくては、成立しないと考えるのが普通でしょう。
たとえば、健康保険にしても、「払ってるけど病気にならない人」が多数を占めるから、実際に病気になったときにが医療費が安くなるわけです。災害保険にしても、「災害にあわない人」が多数を占めるから成立する。
年金も同じで、25年に達する見込みがあろうがなかろうが、(厚生年金の場合は)月々強制的に徴収されるからこそ成立する仕組みです。
「いや、そうじゃない、同一世代の間でリスクを分散するということではなく、若者が払った分で今の老人を養う仕組みだ。それが現行の仕組みだ」という指摘もあるでしょうけど、そういう考え方をするなら、そもそも福祉税という形で取るのが妥当でしょうね。強制性という性質を加味するなら、なおさら税にしてもらいたいと個人的には思います。
さて、少し話がそれましたが、今回のような形で年金を払った記録が「なくなってしまう」のは論外だけど、「払ったけど、受給できない」というのは、結構普通のことなんじゃないかと思う。もちろん、聞いた話では、ちゃんと25年払ったけど、24年10ヶ月分の記録しかなくて、まったく受給できない、なんて例もあるので、なんとも悲劇なわけですが・・・。
年金って保険なので、これは貯金とは違う。老後の安心のために、かけておくものですよね。60歳過ぎて、稼ぎが十分にあれば受給しなくてもやってけるわけで、そういう人が多ければそれに越したことはない。
今回の話で、仕事で取材したある会社の話を思い出しました。
それは、今まで定期券現物支給という形で支給していた通勤費を現金支給に変えたという会社の話。半年定期の金額を4月と10月に一括で振り込む仕組みに変えたそうです。そのとき、反対派の意見として出たのが、「6か月分を先に支給しちゃったら、若い社員は飲み代に使ってしまうんじゃないか」というもの。最終的に、「もう大人なんだから、自己責任に任せたら?」という意見で落ち着いたとか。
年金にしてもそうで、人々は今の生活に全部使ってしまうだろうから、国のほうで老後必要なお金をこつこつ預かりましょう、というのが基本的な考え方でしょう。(現役世代が引退世代を養う、という考え方は、福祉精神としてはいいけど、やっぱり保険の考え方にはなじまないと思う。)
老後の面倒を国に見てもらうというのは、そもそもぼくの感覚としては違和感を覚えます。老後、働けなくなったときのことを考えて、一人一人が現役の間から貯金、運用を考えて手を打っておくのが理想の姿ではないか、と。
だから、保険料強制徴収、なんて現行の年金のありかたにはどうも疑問を感じます。
ふつうに考えて、「25年掛け捨て、記録がなくなっちゃうこともある。運用も下手で元金を割る可能性もある」なんて保険商品を選びたいとは思わない。
自分で保険商品を選んで、自分で資産計画を立てたいと思う。
会社も信用できない。第一、今の会社が25年も存在し続けているかどうかわからないし、天引きした分を国に収めず、ねこばばしてる可能性だってゼロじゃない。
年金制度なんて、自立的に将来設計できない人間を養うためのもんではないのか、と思うわけです。
ヤフーの年金掲示板などに、ときどき国家公務員らしき人物が、高飛車に、
「バカな国民を食わせるために、優秀な公務員が存在してるのだよ」などと書き込む人がいるが、まあ一面正しいと思います。
もっとも、その「優秀な公務員」がアホ丸出しの仕事をしてるのが、露見したわけですが…。
基本的に、あまり人を信用していないぼくとしては、「全部自分でやりたい」と思う。
だけど、選択性にしてしまったら、誰も払わないでしょうね。
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